今夜はロールバック!

プログラミングよりも写真が好きです。

2027年のIT業界はどうですか?2017年はこんな感じでした。

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プログラマとしてIT業界で働きだして15年を超えてしまいました。

どうも、ももがです。・ω・

じつは、新入社員の頃から生涯プログラマでやってくんだろうなと漠然と思っていたので、15年といってもまだまだ折り返し地点にもいってないような感覚です。

でも15年と聞くと、ずいぶん長いような、短いような、いや、でも長いのかな。

 

この辺りで一度自分が身を置いている業界について振り返ってみようと思います。

それであと10年後にもう一度この記事を読み返してみて、ああ、あの時はこんな感じだったなと懐かしんでみたいものです。

 

おことわり。

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この記事はかなり主観的なことばかり書いています。

もし、今から書くことが世間一般的なこととかなりかけ離れていたとしても、ぼくが当時身を置いていた場所がそうであったので、その辺は寛大な心でご容赦してもらえれば嬉しいです。

 

ぼく自身も15年前、働き始めたのは地方都市で、今現在は東京で働いています。

15年前とは職場も場所もまったく違う環境で働いているので、一概に今と昔を比べれるものではないと思っています。

まあ、昔のことを思い出して懐かしんでいる個人の日記みたいなものととらえてもららえればうれしいです。・ω・

 

2002年頃

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ちょうどこの頃、僕が新入社員としてプログラマデビューした年です。

2002年というと、ソルトレイクシティオリンピックがあったり、田中耕一さんがノーベル賞を受賞したりと、そんなに昔感がありません。

お笑い芸人の三瓶がブレイクしたのも2002年です。

うーん。やっぱりそこまでの昔感はないですね。

ただ、チャット・掲示板全盛期と聞くとちょっと懐かしさを覚える年代ですよね。

昔といえば昔だけど、そこまで昔感がないくらいの時代です。まあ、15年前といえばそのくらいなのでしょうね。

 

それに対して、この頃のIT業界って今よりも全然昔感満載だったと今となっては思ってしまいますね。

15年前の仕事の質も、職場の雰囲気も今と比べるとガラリと変わっているように肌で感じます。

 

そして余談ですが、少し残念なことに、ぼくが入社した会社は派遣型の会社だったので、入社後早々に別の会社へ派遣で売られていくことに。

でも、当初からWeb系の仕事につけたのは、雇用形態はどうであれ、今考えても非常にラッキーなことでした。

これから書くことは、派遣型の社員が客先で見てきたことです。

 

まずは、当時の開発環境ですが、

  1. Webといえば、Perl CGIが全盛期。
  2. Action Scriptを使っていたのもこの時期でした。
  3. バージョン管理という概念はほぼなし。
  4. なので、ソースの凍結はtarで固めるという力技。
  5. リリース成果物はファイルサイズとタイムスタンプが命綱。
  6. なのでよく改ざんしていました。touchコマンドとかで。
  7. C言語もかなり根強く生き残っていました。makeファイルは嫌いです。
  8. JavaScriptはセキュリティ上ダメだよ。
  9. ライブラリも実績がないから使わないよ。

 

こうやって文字にしてみるとビックリな開発環境ですね。

文字だけでも昭和感が漂ってきてますね。

人間どこでもどんな状況でも仕事はできるんだなと改めて感じています。

 

そして、労働環境としては、、、、

  1. 残業時間は100時間あたりまえ。
  2. スーツ。
  3. 革靴
  4. 週に一度のノーネクタイデー。
  5. 有給消化は戦犯扱い
  6. うつ病はビンタで治そう。

ネクタイが懐かしいですね!w

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気になるお給料はというと、年収で約380万円ほどです。

地方都市の新卒としてはまずまずなのでしょうか。

僕の友達が他業種に就職していたのですが、そこと比べてもそこまで悪いというイメージはありませんでした。

でもですね、過酷な残業代を含めてのお値段です。

ただただ残業は多かったですね。

80時間とかはザラでした。何の自慢にもなりませんが(´・ω・`)

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そして、よくも悪くも昭和が色濃く残っているような職場環境でした。

なぜかマネージメントする人がとにかくエライという風潮で、プログラマというキャリアパスは底辺と思われていた時代です。

そしてデザイナの人はそんなプログラマよりも下に見られていたような時代でした。

あと、SEとプログラマが明確に分けられていました。

パワーバランスはこんな感じかな。

プロマネ>>>SE>壁>プログラマ>>デザイナ

 

プログラマにとっては暗黒時代です。

そしてデザイナにとってもきっと暗黒時代だったのだと思います。

 

とにかく、若い人は皆口を揃えて「プロジェクトマネージャ」か「コンサル(といっても何人月がどうしたとかいう営業のようなもの)」を目指していた雰囲気でしたね。

当時はなぜかコンサル(営業?)もプロジェクトマネージャ同様にキャリアパスのゴール地点のように考えられてましたね。

 

端的にいうと、プログラミングもデザインを極めてもお金にはならないよ。と言われているようなものです。

とくにかく、この時代の雰囲気はプログラミングもデザインもできないプロマネやコンサル(営業) のオジサン達が幅を利かせてた時代です。

 

少し大げさなのでしょうか、、、いやそんなことはないと思います。

プログラミングやデザインを極めようという人は今よりも断然少なかったです。

そして会社側もそこに大きく力を注ごうともしていなかったようにも思います。

皆が管理職目指して一直線。これが2000年前半のIT業界のイメージです。

というか、IT業界という言葉も定着してなかった時代です。

IT業界というとなぜかちょっとまだ気恥ずかしい気持ちにさえなったものです。

そもそもプログラマという言葉も世間的にはマイナーでしたね。

合コンではコンピュータ関連の仕事と言ってました。

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2010年ごろ

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さて、2002年から8年後の2010年です。

2010年といえば、地球にはやぶさが帰還してきたり、民主党政権で高速が一部無料になった年ですね。

インターネットの世界ではTwitterが浸透してきたのもこの辺りだったと思いますし、FaceBookのソーシャル疲れで社員同士が疲弊していたのもこの時代でした。ソシャゲもこの時代ですよね。

 

ぼく個人の境遇はというと、新入社員で入社した派遣型の会社を辞めて、上京してきて渋谷にある社員がフォーチュンクッキーを踊っているような会社へ就職しました。

そしてその会社も辞めてフリーの道へ入ったのも2010年より少し後くらいの話です。

サラッと書いちゃいましたけど、個人的には結構大きなことだったんですよ。(^^;

 

話をもとにもどしましょう。2000年後半はリーマンショックという一大イベントがあった時代で、ITバブル崩壊の後にさらにダブルパンチを食らうようなしょっぱい時代でもありました。

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でも、2010年より少しあと(リーマンショックが少し落ち着いたころ)の渋谷のIT企業はフォーチュンクッキーを踊ったりランチやカフェを無料で社員に提供したり、はたまたパソコン購入の補助を出したりと、それなりに浮かれているようだったのでだいぶ回復はしていたように感じました。

 

それに対してお給料の方はといいますと、そんなに多くはありませんでした。(これは自分の会社だけ?)

会社は色々と福利厚生の充実をはかりますが、この当時の年収は450万円程。

20代後半としては普通なのかな・・・?

でも相変わらず残業はひどかったです。月に80時間くらい残業してこの年収なのでちょっと割に合わない感じはありましたね。

残業代は微々たるものでしたが一応は出ていました。

でもリーマンショックの時期は残業は全くの禁止(サービス残業は大歓迎)で、かなり生活が厳しくもなりました。というのも、転職支援サービスは残業代込の年収でこの会社を提案してきたので残業代0円というのはかなりのダメージでした。

これは恐らく僕だけではないはずです。当時比較的景気のよかったIT業界でこれなので、日本全体がこんな感じだったと思います。

 

そしては、2010年頃の開発環境ですが、

  1. Webといえば、JavaかPHPですね。
  2. オブジェクト指向へみんなシフトしていましたね。
  3. Ruby on Railsが注目されだしたのもこの年代です。
  4. アジャイルも注目されだしました。
  5. バージョン管理はSVNが主流でした。
  6. RedmineやWiki等の脱エクセルが活発になってきた年です。
  7. jQueryが全盛期でしたし、HTML5もかなりの注目度でした。 

この時代のITを支える技術は、2000年前半と比べると雲泥の差のように感じたものです。

新しいIT時代の幕開けのように、新しいものが次々とでてきては現場もそれを試すようなスピード感がありました。

  

労働環境としては、、、、

  1. 残業時間は相変わらずです、、、
  2. スーツを着る機会がなくなりました。
  3. うつ病患者の大量発生
  4. 転職ブームがやってきた。

2010年よりも少し前くらいでしょうか、転職が一つの市場となるくらいの空前絶後のブームになっちゃいましたね。

それまでは転職イコール悪。という考え方が一般的でしたが、この頃からカジュアルに転職するという人があらわれたものです。

ぼくもその一人なのですが。・ω・

 

そしてキャリアパスを2000年前半を比べてみても面白いことが。

それまではプロマネ一強時代でしたが、システム(アプリの方)が複雑化されてきて、アプリのアーキテクトを選定するという人がプロマネとは別にでてきたり、システム設計(いわゆる外部設計)をするSE以外にも、サービスの戦略を考えたりするディレクター・プランナーと呼ばれる人もでてきて、管理するだけという立場の人の力が弱くなりつつあった時代でもあります。

 

SEとプログラマの線引がなくなり始めたのもこのくらいの年代でした。

それまでは、PG・SEと呼んでいたのを総じてエンジニアと呼び始めたのもこれくらいの年代です。

 

そして、フロントサイド側もHTMLやCSSやJavaScriptだけではなく、色々なフレームワークの登場でかなり複雑化されたのでデザイナの立場も2000年前半よりも格段に上になったように感じます。

 

パラーバランスはこんな感じでしょうか。

ディレクタ・プランナ>壁>プロマネ>アーキテクチャ>エンジニア>=デザイナ

 

 2010年頃というのは、Twitterをはじめとした様々なWebサービスが出てきた年代でした。

この頃のプログラミングをあまり分かっていないマネージャ的な人は、「それくらいのWebサービスなら1日でドラフト版くらい作れるよ」とよく言っていました。

環境構築で1日なんてあっという間に過ぎちゃうんですけどね。。(^^;

 

2017年ごろ

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さてさて、2010年から7年経ちまして、2017年です。

この記事を書いているのも2017年なので、今現在の最新の状況ですね。

2017年といえば、VR元年であったり、AI(人工知能)が騒がれたりと近未来感の第一歩といった時代です。

そして、過渡な物流によって物流業界の働き方が見直されだしたのもこの年ですね。アマゾンでポチって翌日来るのはアマゾンがすごいわけじゃなくて、日本の物流業界が身を削ってくれてたからなのですね。ぜひとも早期に解決してもらいたいものです。

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IT業界の雰囲気は2010年頃と比べるとさらにイケイケになった感じです。

公用語が英語という会社もあらわれて、それが当時はキワモノとして扱われていましたが、なんだか世間にも浸透してきたのもこの年代のように感じますね。

そして、フォーチュンクッキーだけでは飽き足らず、お正月には着物、七夕や花火大会のときには浴衣できたり、ハローウィンでは仮装で会社にきたりとあいかわらずの浮かれっぷりです。

 

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この時代のぼくの境遇はというと、2010年頃に働いていた会社を退職して晴れてフリーの身となりました。

とはいっても、自宅で仕事をやるのではなく、他所の会社へ派遣して仕事をするというスタンスなので、ぼくが新入社員で入社した派遣型の会社とあまり変わらない仕事のやりかたになってしまいました。

ただ、フリーなので収入は会社員時代よりも上がりました(年齢があがったからなのかもしれませんが)が、将来が保証されているわけでもないので日々生存戦略を練っているところです。

 

そしては、2010年頃の開発環境ですが、

  1. Webといえば、JavaかPHPというのは崩れてないですね。
  2. ScalaやGoやPythonが浸透するにはもう少し時間が必要。
  3. バージョン管理はSVNからGitへほぼ完全移行ですね。
  4. JIRAやWikiが相当浸透したおかげでExcel・Wordはさわらなくなりました。
  5. フロントサイドで黒い画面を絶賛使用中です。

 

労働環境としては、、、、

  1. 色々な事件があって残業時間は軽減されました。
  2. 各社福利厚生にかなり力を入れています。
  3. でも転職者は相変わらず多いですね。

2017年頃で一番印象強いことは、フロントサイドの開発方法がガラリと変わったことでしょうか。今まではJavaScriptやCSSってベタっと書いていたものでしたが、それがコンパイルすると考え方に変わって、ライブラリの管理もnpmのようなツールを使う時代となりました。

簡単にいうと、フロントサイドの開発が難しくなって、それが定着したのも2017年頃ですね。

そして、フロントサイドの人とエンジニアの力関係にも影響が、、、今まではエンジニアの方が立場としては上というメージでしたがそれが逆転しだしたのもこの時代くらいからです。

だって、フロントサイドの仕事って難しいですからね。。

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そして、管理するだけという立場の人よりも実際に何かを作るという人の方が立場的には強くなってきているように感じます。

一昔前とは逆ですね。

とはいっても、サービスが主体でITの仕事は進んでいるようなので、サービスを企画する人が一番力を持っています。

イメージとしてはこんな感じです。

ディレクタ・プランナ>アーキテクチャ>デザイナ>=エンジニア=プロマネ

 

プロマネが一番したというのは言い過ぎだぞ!という声が聞こえてきそうですが、、それでもエンジニアを管理するだけという人の発言権は小さいようにぼくの職場では感じます。

管理するだけでは、下も上もついてこなくなった時代です。管理するプラスアルファで何か特別な技能がないとこれからさきのIT業界を生き抜くのは難しいかもしれませんね。

 

さいごに

こうやって自分がやってきたことを振り返ってみてみますと、IT業界というのは良くも悪くも景気としては上向いているようにも見えます。

デスマーチと呼ばれる悪しき習慣も、ここ最近ではすっかりと息を潜めているようにも感じます。(過労死で亡くなった方の犠牲のもとにあるものだと思うと胸が痛いですが。)

 

2017年から10年後、IT業界はどんな変貌をとげているのでしょうか。

今よりもよくなっているのかな?

ただ今思うことは、どんな業界だって必ず下火になって、業界自体の存続も危ぶまれることがあるのだと思います。

これには例外はないとぼくは思っています。

いつの時代か、IT業界もなくなる(極端に小さい業界になる)のだと思いますが、それが10年後かどうかはわかりません。

 

この記事を10年後に読んでみて、昔を懐かしんでみたいものです。

それまで生きているか不安ですが(´・ω・`)

 

ここまで読んで頂いてありがとうございます!

それでは!